自暴自棄

わたしのまわり。
自暴自棄な人々があふれている。
私もそこに含まれる。
最近は睡眠薬もいらない。
抗うつ剤もいらない。
安定剤もいらない。

手首もきらない。
薬ものまない。

三食食べる。
食べ過ぎる日も、足りない日もあるけれど
平均的な食事をとる。

お酒は適量。
タバコは過多か。

毎日笑う。
毎日眠る。
毎日外出する。

なぁんだ、正常か。

もう簡単に体は貸さないし。
時間は貸すけれど。
偽者の恋心も。
くちも。

もともとキス魔だし同じか。

毎日人を騙す。
これが私の仕事。
いかに私はあなたが大切で、特別で、会いたいか。
そればっかりを訴えては食事をごちそうになり、
お酒をごちそうになり、
お店へ引っ張る。

これが私の望むものだったんだ、確かに。

私、きっと男嫌いだわ。

罪悪感が微塵もないといえば嘘になる。
けれど、
私のせいで借金をする人がいても、
生活を壊す人がいても、
人生を壊す人がいても、
無関係よって、笑うだろう。

最後は女のほうが強いと
よく言われるけれど、
男に生まれたかったなぁ。

体力も、気力も、力も、
社会的に許されることも、
男のほうが多いじゃない。

女は女々しいから、いや。
私の中のそんな部分が、いや。

私のまわりの男はたくましくてねぇ。
なんで集まるかね。

私を守りたいというわりに、守れないそこの君。
私は汚いよ。

もう信じられないというけれど、
もともと騙されてるよ。

私は一人じゃ満足しないんだ。

まだまだ足りないよ。
今だって足りないよ。
心だって体だって。